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ワイモバイルからソフトバンクに乗り換えのデメリット【完全ガイド】

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ワイモバイルからソフトバンクへの乗り換えを検討していますか。同じグループ会社間の移行ですが、料金やサービス内容は大きく変わります。

私が実際に調べて分かったことは、この乗り換えが全ての人におすすめできるものではない、という事実です。特にコストパフォーマンスを重視するワイモバイルユーザーにとって、多くのデメリットが存在します。この記事では、乗り換えのデメリットを徹底的に解説し、あなたが本当にソフトバンクに移行すべきか判断するための材料を提供します。

タップできる目次

乗り換え前に知るべき|経済的なデメリット3選

ソフトバンクへの乗り換えで最も大きな影響が出るのは、毎月の支払額です。ワイモバイルの魅力である「安さ」が失われる点を詳しく見ていきましょう。

デメリット1|月額基本料金の大幅な増加

最大のデメリットは、月額の基本料金が確実に高くなることです。ワイモバイルは、ソフトバンクのサブブランドとして、低・中容量帯で圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。

データ小〜中容量ユーザーは特に注意

ソフトバンクの小容量プラン「ミニフィットプラン+」は、ワイモバイルの「シンプル2 S/M」と比較すると、全てのデータ使用量で割高です。例えば、月3GB程度しか使わない場合、ワイモバイルなら安価に抑えられますが、ソフトバンクでは料金が跳ね上がります。

データ使用量が4GBから30GBのユーザーは、ソフトバンク側に受け皿となるプランがありません。結果として、大容量プランの「メリハリ無制限+」や「ペイトク」を選ぶことになり、データ使用量は変わらないのに料金だけが大幅に上がってしまいます。

各種割引適用前の基本料金です。

データ容量ワイモバイル「シンプル2」ソフトバンク
4GB2,365円 (S)7,425円 (メリハリ無制限+)
20GB4,015円 (M)7,425円 (メリハリ無制限+)
30GB5,115円 (L)7,425円 (メリハリ無制限+)

ソフトバンクの料金体系の狙い

ソフトバンクの料金プランは、データ無制限プランへと利用者を誘導するように設計されています。私が分析したところ、ワイモバイルのような中間層のプランが存在しないのは意図的です。

コストを抑えたいユーザーはワイモバイルに、データを気にせず使いたいヘビーユーザーはソフトバンクに、という明確な棲み分けがあります。

デメリット2|割高になる通話オプション

通話をよく利用する人も注意が必要です。ソフトバンクの通話オプションは、ワイモバイルより割高な設定になっています。

ワイモバイルの「だれとでも定額+」(月額880円)は1回10分以内の国内通話がかけ放題です。対して、ソフトバンクの「準定額オプション+」は同額の880円で、通話時間は半分の5分以内です。10分かけ放題が欲しい場合、月額1,980円の「定額オプション+」しか選択肢がありません。

デメリット3|見落としがちな事務手数料

乗り換え費用も見逃せないデメリットです。以前は「ワイモバイル→ソフトバンクのりかえ特典」により免除されていた契約事務手数料が、現在は有料化されています。

オンライン手続きでも3,850円の手数料が発生します。契約解除料やMNP転出手数料はかかりませんが、この初期費用は確実に負担となります。

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サービス内容の変更点|実質的なデメリット

料金以外にも、ワイモバイルで当然のように使えていたサービスが、ソフトバンクでは改悪となる点があります。

データ超過時の通信速度が大幅に低下

私が特に問題だと感じるのは、データ容量を使い切った後の速度制限です。ワイモバイルの「シンプル2 M/L」プランでは、制限速度は最大1Mbpsです。1Mbpsあれば、SNSや低画質の動画視聴ならなんとか利用できます。

しかし、ソフトバンクの「ミニフィットプラン+」で容量を超過すると、速度は最大128kbpsに制限されます。128kbpsは、テキストメッセージの送受信がやっとのレベルで、実質的に何もできない速度です。これは、高価な無制限プランへ移行させるための強力なペナルティと言えます。

ワイモバイルのメールアドレスが失われる

乗り換えに伴い、「@ymobile.ne.jp」などのワイモバイルで取得したメールアドレスは原則として使えなくなります。多くのアカウント登録や連絡先として利用している場合、深刻な問題です。

アドレスを維持するには、月額330円の「メールアドレス持ち運び」サービスに別途申し込む必要があります。これは永続的に発生するコストであり、隠れたデメリットです。

「Enjoyパック」特典の永久的な喪失

ワイモバイル独自の「Enjoyパック」(月額550円)に加入しているユーザーは、最大の注意が必要です。このオプションはソフトバンクには存在しないため、乗り換えと同時に自動解約されます。

Enjoyパックは既に新規受付を終了しています。つまり、一度ソフトバンクに乗り換えて解約した場合、将来ワイモバイルに戻ってきても二度と再加入することはできません。毎月のクーポンやデータ増量に価値を感じているなら、乗り換えは慎重に判断すべきです。

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デメリットだけじゃない|乗り換えが正当化されるケース

もちろん、デメリットを上回るメリットが存在するケースもあります。ソフトバンクへの乗り換えが正当化される理由を解説します。

メリット1|無制限データプランの存在

乗り換えを正当化する最大の理由は、データ無制限プランです。ワイモバイルの最大プランは30GB(増量オプションで35GB)が上限です。

データヘビーユーザーの唯一の選択肢

日常的に35GBを超えるデータを使用するヘビーユーザーにとって、ソフトバンクの「メリハリ無制限+」や「ペイトク無制限」は唯一の選択肢です。高画質動画のストリーミングやオンラインゲームを頻繁に利用するなら、料金が高くなるデメリットを受け入れてでも移行する価値があります。

テザリングの制限には注意

ただし、ソフトバンクの無制限プランでも、テザリングやデータシェアには合計50GBまでという上限が設定されています。この点は誤解しないよう注意が必要です。

メリット2|強力な「乗り換え特典」

ソフトバンクは、ワイモバイルからの乗り換えユーザー向けに強力なキャンペーンを提供していることがあります。例えば、「ワイモバイル→ソフトバンクのりかえ特典」では、1年間にわたり月額料金が大幅に割引されます。

この特典を利用すれば、最初の1年間はワイモバイルより安く利用できるケースもあります。ただし、この割引はあくまで一時的なものです。13ヶ月目から料金が急激に上がることを理解しておく必要があります。

メリット3|PayPay経済圏の活用(ペイトク)

ソフトバンクの「ペイトク」プランは、PayPayでの決済額に応じてポイント還元率が上がる特殊なプランです。日常的にPayPayを多用するユーザーにとっては、大きなメリットになります。

例えば、「ペイトク無制限」で付与上限の4,000円相当のポイントを獲得するには、月間80,000円以上のPayPay決済が必要です。この条件をクリアできるなら、実質的な携帯料金を大幅に引き下げられます。

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家族利用時の注意点|割引構造の比較

家族でワイモバイルを利用している場合、割引の仕組みが変わる点もデメリットになり得ます。

「おうち割 光セット」の割引額の違い

「ソフトバンク光」または「SoftBank Air」とのセット割引である「おうち割 光セット」は、両ブランドで提供されています。しかし、割引額が異なります。

ワイモバイルはプランM/Lで1,650円割引されますが、ソフトバンクは一律1,100円の割引です。家族全員がワイモバイルのM/Lプランを利用している場合、ソフトバンクに乗り換えると家族全体の割引総額が減ってしまいます。

「家族割引」と「おうち割」の併用ルール

割引の併用ルールにも大きな違いがあります。ワイモバイルは「家族割引サービス」と「おうち割 光セット」の併用はできません。

一方、ソフトバンクは「新みんな家族割」と「おうち割 光セット」の併用ができます。3人以上の家族で固定回線も契約している場合、ソフトバンクの方が1回線あたりの割引額が大きくなる可能性があります。ただし、元の基本料金が高いため、総支払額が安くなるかは詳細なシミュレーションが必要です。

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乗り換え手続きと端末の取り扱い

乗り換えの具体的な手続きや、今使っている端末の扱いについても確認しておきましょう。

MNP予約番号は不要|簡単な「番号移行」

ワイモバイルからソフトバンクへの移行は、同じグループ内の「番号移行」という扱いになります。そのため、通常の乗り換え(MNP)で必要なMNP予約番号の発行は不要です。

手続きはMy Y!mobileからスムーズに行うことができ、手間が少ない点はメリットです。

端末の互換性とSIMロック解除

ワイモバイルで購入した端末は、ほとんどの場合ソフトバンクでもそのまま利用できます。SIMロックがかかっている端末でも、番号移行の手続きと同時に自動で解除されます。

ただし、eSIMで契約する場合は、事前に手動でSIMロック解除が必要なケースがあるため注意しましょう。2021年5月以降に購入した端末であれば、元からSIMロックはかかっていません。

端末の分割支払金はどうなる?

ワイモバイルで端末を分割払いの途中で乗り換える場合、残債を一括で支払う必要はありません。分割支払金は、ソフトバンクの利用料金とは別に、そのまま継続して請求されます。

「あんしん保証パック」などの端末保証サービスも自動で引き継がれます。不要な場合は、別途解約手続きを忘れないようにしましょう。

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まとめ|ワイモバイルからの乗り換えを推奨する人・しない人

ワイモバイルからソフトバンクへの乗り換えは、多くのデメリットを伴います。私が分析した結果、この乗り換えは「データ無制限」という一点にどれだけ価値を見出すかにかかっています。

【乗り換えを推奨しない人】

  • 月のデータ使用量が30GB以下の人
  • 毎月の携帯料金を安く抑えたい人
  • 「Enjoyパック」の特典を利用している人
  • 1回10分以内の通話をよくする人

【乗り換えを推奨できる人】

  • 月のデータ使用量が常に35GBを超えるヘビーユーザー
  • PayPay決済を月8万円以上利用する人(ペイトクプランの場合)
  • 1年間の割引目当てで、1年後に再度乗り換えを検討できる人

多くの場合、ワイモバイルのコストパフォーマンスは非常に優秀です。ソフトバンクへの乗り換えは、料金が大幅に上がることを覚悟の上で、無制限データという明確なメリットを享受したい人向けの選択肢と言えます。ご自身の利用スタイルと照らし合わせて、慎重に判断してください。

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