2025年から2026年にかけての台湾旅行は、かつてのように「ガイドブックと現金」だけでは成立しません。私が最新の現地事情を調査したところ、デジタル環境の変化に対応できなければ、旅行の楽しさが半減してしまうことが分かりました。
特にインターネット接続の規制強化や決済手段の変更は、日本人旅行者にとって大きな壁となります。この記事では、LINEの利用可否から必須となった実名認証、そしてLINE Pay終了後の最適な決済手段までを私が徹底解説します。

台湾での通信手段とLINE|変わる常識と注意点

台湾は日本と同様にLINEが普及している稀有な国ですが、国境を越える際には仕組みが複雑になります。ここでは、日本のアカウントをどう運用すべきか、そしてインターネット接続に必要な手続きについて詳しく説明します。
日本のLINEアカウントはそのまま使えるか
結論から言うと、日本で使っているLINEアカウントは台湾でもメッセージや通話といった基本機能を利用できます。LINEのシステムは場所を選ばずに動作するため、現地のWi-Fiや通信回線があれば、日本にいる家族や友人との連絡は途絶えません。
ただし、スタンプショップやクーポンといった機能には「リージョンロック」がかかります。私が現地で確認した際も、GPSは台湾にあってもアカウントは日本と認識されるため、台湾限定の無料スタンプなどはダウンロードできませんでした。
必須となった実名認証(eKYC)とeSIM
2025年現在、台湾でプリペイドSIM(eSIM含む)を利用するには、政府が義務付けた「実名認証(eKYC)」を避けて通れません。かつてのようにSIMを挿すだけで使える時代は終わり、パスポート情報の登録と顔写真による厳格な本人確認が必要です。
私が推奨するのは、日本出発前に認証を完了できるeSIMの活用です。現地空港のWi-Fiは不安定なことが多く、到着後に認証作業を行うと、ホテルに向かうまでの貴重な時間を浪費してしまいます。
認証プロセスの手順と注意点
多くのプロバイダでは、専用サイトでパスポート画像をアップロードし、AIによる審査を受けます。光の反射などで画像が不鮮明だと審査に落ちるケースが多発しているため、撮影には細心の注意を払ってください。
審査には数分から数時間かかる場合があります。私は渡航の数日前までにこの手続きを済ませておくことを強くおすすめします。
公衆Wi-Fiのセキュリティリスク
データ通信量を節約するために街中のフリーWi-Fiを使う場合、セキュリティには十分な警戒が必要です。暗号化されていない通信では情報が盗まれるリスクがあるため、VPNアプリの併用を検討してください。
また、念のためLINEの設定で「ログイン許可」をオフにしておくのが賢明です。これにより、知らない端末からの不正アクセスを未然に防げます。
決済手段の激変|LINE Pay終了後の最適解

台湾旅行で最も混乱を招きやすいのが「支払い方法」の選択です。長年頼りにされていたサービスの終了に伴い、日本人が取るべき決済戦略は根本から変わりました。
日本のLINE Payは台湾で使えない
2025年4月をもって日本法人のLINE Payサービスが終了したため、台湾でのクロスボーダー決済は利用できません。街中で「LINE Pay」のロゴを見かけても、それは台湾在住者向けのサービスであり、日本の旅行者は対象外です。
PayPayが台湾の統一規格「TWQR」と連携を進めていますが、現段階ではすべての店舗で確実に使えるとは限りません。私は、QR決済に過度に依存せず、より確実な手段を用意すべきだと考えます。
タッチ決済と現金の最強ポートフォリオ
LINE Payの代わりとなる、最も確実で広範囲に使える決済手段はクレジットカードの「タッチ決済(コンタクトレス決済)」です。VisaやMastercardなどをスマホのウォレットに入れておけば、コンビニやデパートだけでなく、地下鉄やバスでも改札にかざすだけで乗車できます。
しかし、台湾は完全なキャッシュレス社会ではありません。夜市の屋台や一部のタクシー、老舗の食堂では依然として現金が必要です。
交通系ICカードの役割
「悠遊カード(EasyCard)」や「一卡通(iPASS)」は、小銭での支払いを減らすために依然として有用です。コンビニや自動販売機での少額決済には、これらのカードにお金をチャージして使うのが最もスムーズです。
現金が必要な具体的シーン
私が夜市を訪れた際、人気のある屋台の多くは現金のみの対応でした。到着時に空港のATMなどで、最低でも3000〜5000台湾ドル程度の現金を用意しておくことを推奨します。
| 決済手段 | コンビニ | 電車・バス | 夜市・屋台 | タクシー |
|---|---|---|---|---|
| クレカ(タッチ) | ◎ | ◎ | × | ◯ |
| EasyCard | ◎ | ◎ | △ | △ |
| 現金 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| LINE Pay (日本) | × | × | × | × |
移動と観光|アプリで快適さを最大化する

台湾の交通システムはデジタル化が進んでおり、適切なアプリを使えば言葉の壁を感じずに移動できます。ここでは、私が実際に活用して便利だったアプリと、旅行者が知っておくべきお得なキャンペーンを紹介します。
UberとYouBikeの賢い使い方
タクシー移動には、流しのタクシーではなく配車アプリ「Uber」を使うのが鉄則です。行き先を日本語で入力でき、支払いもアプリ内で完結するため、ぼったくりや言葉のトラブルを回避できます。
短距離の移動にはシェアサイクル「YouBike 2.0」が最適です。以前は台湾の電話番号が必要でしたが、現在は「Single Rental」機能を使えば、クレジットカードだけで自転車を借りられます。
YouBikeの利用手順
アプリで「Single Rental」を選び、メールアドレスとカード情報を入力します。デポジットとして一時的に枠が確保されますが、返却すれば解除されるので心配はいりません。
新幹線はチケットレスで
台湾高速鉄道(新幹線)を利用する際は、公式アプリ「T Express」が便利です。窓口に並ぶ必要がなく、スマホ画面のQRコードでそのまま改札を通過できます。
旅行者向けキャンペーンを見逃さない
台湾観光庁は個人旅行者向けに「Taiwan the Lucky Land」という抽選キャンペーンを実施しています。当選すれば5000台湾ドル(約2万3000円相当)の電子マネーがもらえるため、やらない手はありません。
参加するには、渡航の7日前から1日前までに公式サイトでの事前登録が必須です。私は空港の到着ロビーにある抽選カウンターで運試しをするのを、旅の最初の楽しみにしています。
まとめ|2025年の台湾旅行は事前準備が9割
2025年の台湾旅行を成功させる鍵は、出発前のデジタル環境の整備にあります。eSIMの実名認証を済ませ、タッチ決済ができるカードと現金をバランスよく用意することが何よりも重要です。
LINE Payが使えないことを前提に、UberやYouBikeなどのアプリを日本でインストールしておけば、現地での時間はより豊かなものになります。この記事で紹介した準備を万全に行い、進化した台湾の魅力を存分に楽しんでください。


