楽天モバイルの通信プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」の特徴は通話料金無料・定額データ通信無制限プランの格安設定ですが、NTTドコモやKDDIと比べると繋がりにくいのが唯一の欠点です。
現在、楽天モバイルの通信品質に満足しているなら継続でよいですが、楽天モバイルのWi-Fi calling機能にNTTドコモやKDDIのデータ通信を組み合わせると、さらに使い勝手が改善します。
この記事では「Rakuten UN-LIMIT VII」の無料通話を継続しながら弱点の通信品質を補完する方法として、以下の点を解説していきます。
- Rakuten UN-LIMIT VIIのプランについて
- 通信大手4大キャリアの料金比較
- Wi-Fi callingの上手な運用方法
この記事の内容をそのまま実践いただくことで、スマホで格安無料通話運用ができます。ぜひ参考にしてください。
Rakuten UN-LIMIT VIIのプラン紹介
月額利用料金
利用料金は以下の通り、通信料に応じて段階的に料金が上がっていきます。特徴的な点としてはどれだけデータ通信を使っても上限3,278円で運用可能です。
注意点は、国内のパートナー回線エリアで利用する場合、5GB超過後は最大1Mbpsに通信速度の制限がかかります。
「Rakuten Linkアプリ」利用で国内通話かけ放題
楽天モバイルではRakuten Linkアプリ経由での通話は無料となりますが、実はRakuten LinkアプリはWi-Fi環境でも通話料金が無料となります。
Rakuten Link
Rakuten Group, Inc.無料posted withアプリーチ
楽天モバイルの弱点|屋内での繋がりにくさ
楽天モバイルは最後発の携帯キャリアであることから、現在のところNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクと比べて通信エリアが狭いです。
さらに、楽天モバイルの提供する周波数帯は700〜900MHz帯のいわゆる“プラチナバンド”の割り当てがなく大手3キャリアに比べると屋内での繋がり易さが弱点となります。
バンド | 周波数帯 | 楽天モバイル | NTTドコモ | KDDI | ソフトバンク |
---|---|---|---|---|---|
Band1 | 2.0GHz | ||||
Band3 | 1.7GHz | ||||
Band8 | 900MHz | ||||
Band11 | 1.5GHz | ||||
Band18 | 800MHz | (パートナー回線) | |||
Band26 | 800MHz | (パートナー回線) | |||
Band19 | 800MHz | ||||
Band21 | 1.5GHz | ||||
Band28 | 700MHz | ||||
Band42 | 3.5GHz |
大手4キャリアの料金比較
楽天モバイルは段階制の料金ブランとなり、他の大手キャリアと比較して格段に使い勝手が良いです。
提供事業者 | 楽天モバイル | NTTドコモ | KDDI | ソフトバンク |
---|---|---|---|---|
サービス名 | UN-LIMIT VII | ahamo | povo | LINEMO |
月額料金 | 0GB-3GB : 1,078円 3GB-20GB: 2,178円 20GB- :3,278円 | 2,970円 | 1GB-390円/7日 3GB-990円/30日 20GB-2,700円/30日 60GB-6,490円/90日 150GB-12,980円/150日 | 2,728円 |
データ容量 | 段階制 通信容量無制限 | 20GB | 定額 | 20GB |
超過時速度 | 1Mbps パートナー回線利用時 5Gbps超過後 | 1Mbps | 1Mbps | 1Mbps |
通話料 | 無料(国内のみ) | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 22円/30秒 |
準通話定額 (5分以内の通話の定額) | – | 無料 | 550円/月 | 550円/月 (1年間無料) |
通話定額 | 無料 | 1,100円/月 | 1,650円/月 | 1,650円/月 (1年間1100円/月) |
家族割 | 割引対象外 | 割引対象 | 割引対象外 | 割引对象外 |
5G利用 | 可 | 可 | 可(今夏以降) | 可 |
キャリアメール | 提供あり | 提供なし | 提供なし | 提供なし |
eSIM対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
申込チャネル | オンライン・店舗 | オンライン | オンライン | オンライン・LINE |
その他特徴 | 海外82カ国での国際ローミング | 24時間使い放題(200円)など 通信サービスのトッピング追加 | LINEカウントフリー |
Rakuten UN-LIMIT VIIの運用方法
楽天モバイルの最大の利点は、国内通話料が完全に無料であることです。逆に、弱点は自社回線のエリアが小さいこと、プラチナバンドを利用できないため屋内での通信品質が低いことです。
これらの弱点を許容できない場合は、通信回線として楽天モバイル以外の回線を利用することで貧弱な楽天モバイルのデータ通信をカバーできます。
運用法①:シングルSIM運用(通話・データ通信⇨楽天モバイル)
楽天モバイルの通話機能は、Wi-Fi環境でも利用可能です。Rakuten Linkは「Wi-Fi Calling」という、WiFiを利用する通話やSMSの送受信が可能となり、エリアに不安のある楽天回線でも自宅のWi-Fiで通話できるので安心です。
- デュアルSIM対応スマートフォンを保有していない人
- 楽天通信エリア圏でスマートフォンを利用し、狭い通信エリアを許容できる人
- 4G/5Gで動画を視聴する様なヘビーユーザー(月に20GB超)
運用法②:デュアルSIM運用(通話回線⇨楽天モバイル/データ通信⇨MVNO)
楽天モバイルの通信エリアに不安な場合は、大手キャリアよりも格安で契約できる格安SIM(MVNO)を利用して、エリアをカバーすることをおすすめします。
- デュアルSIM対応スマートフォンを保有している人
- ドコモ・AU・ソフトバンクエリアで通話・インターネットを利用したい人
- 各MVNOで通信容量を選ぶことが可能なため通信容量はフレキシブル
デュアルSIM運用方法
楽天の通話回線とMVNOの通信回線を同時に使うには、デュアルSIM対応のスマートフォンを利用します。
近年発売のiPhoneや、デュアルSIM対応アンドロイドスマホの中から「eSIM/物理SIM」あるいは「物理SIMx2」の対応機種を用意します。
今なら楽天モバイルのキャンペーンを利用して格安でiPhoneを購入できるのでオススメです。
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主回線に楽天モバイルの回線を設定し、副回線にMVNOのデータ通信SIMを設定します。
まとめ
楽天モバイルの新プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」は、大手キャリアの同様プランと比較して圧倒的に料金が安く抑えられ、通話料も無料です。
しかしながら、楽天回線のデータ通信が貧弱であり、自宅のWi-FiやMVNOのデータ通信SIMとデュアル運用して補完することで快適になります。現在、楽天モバイルのデータ通信に不満がある場合は、ぜひ試してみてください。
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