月々のスマートフォン料金、高すぎると感じていませんか。auからUQモバイルへ乗り換えれば、通信品質はそのままに、毎月の支払いを劇的に安くできます。
「でも、機種代金の分割払いが残っているから…」とためらっている方も多いでしょう。結論から言います。機種代金の残債があっても、auからUQモバイルへの乗り換えは全く問題なく、驚くほど簡単です。この記事では、その不安を解消する全ての情報を網羅的に解説します。
機種代金の残債があっても乗り換えはOK!その仕組みを解説
auからUQモバイルへ乗り換える際、多くの方が心配するのが機種代金の残債です。私が調べた結果、この心配は一切不要であることが分かりました。
通信契約と端末代金は「別モノ」と理解する
最も重要なポイントは、「通信サービスの契約」と「端末本体の分割払い契約」は全く別物である点です。auからUQモバイルへの乗り換えで終了するのは、あくまでauの「通信サービス契約」だけです。
端末の分割払い契約は、通信契約とは独立してauとの間で結ばれています。したがって、UQモバイルに乗り換えた後も、端末の分割払い契約はauとの間で継続します。
残債の支払い方法は2つ|分割継続と一括精算
乗り換え後の残債の支払い方法には、2つの選択肢があります。
おすすめは「分割払いの継続」
特別な手続きを何もしなければ、自動的にこの方法が選択されます。これまで通り、auから端末代金のみが分割で請求され続けます。
乗り換え直後は、UQモバイルへの通信費とauへの端末代金で請求元が2つになります。しかし、追加の手間がかからず、支払いの負担も分散できるため、私が最もおすすめする方法です。
スッキリしたいなら「一括精算」
「以前のキャリアへの支払いが続くのは管理しにくい」という方は、残債を一括で精算することもできます。この手続きは、Webサイト「My au」またはauショップの店頭で申し込みます。
乗り換えを機に支払いを一度リセットしたい場合に適しています。
正確な残債額を「My au」で確認する方法
乗り換えを決断する前に、ご自身の正確な残債額を把握しておくことが重要です。残債額は「My au」アプリまたはWebサイトから簡単に確認できます。
- My auでの確認手順
- My auにau IDでログインします。
- 料金内訳が表示される画面(WEB de 請求書)に進みます。
- 「au機器代金」の項目内にある電話番号を選択します。
- 「分割支払金」の詳細画面が表示され、残額と残りの支払い回数が確認できます。
ここで金額を明確にしておけば、乗り換え後の資金計画も立てやすくなります。
「スマホトクするプログラム」利用中だけど大丈夫?
auで「スマホトクするプログラム」や「かえトクプログラム」を利用して端末を購入した場合、乗り換えで特典が失効しないか不安に思うでしょう。これも全く心配ありません。
結論|プログラムはUQモバイル乗り換え後も継続されます
auからUQモバイルに乗り換えても、「スマホトクするプログラム」の契約は自動的に継続されます。特典も完全に維持されます。
端末を返却することで最終回の高額な支払いが免除される権利は、乗り換え後も失われません。
なぜ継続できる?|「au ID」が自動で紐づく仕組み
特別な引き継ぎ手続きは一切不要です。UQモバイルはauと同じKDDIグループのサービスであるため、利用中の「au ID」がUQモバイルの契約にそのまま紐づけられます。
各種プログラムはau IDに紐づいて管理されているため、auの通信契約がなくなっても、プログラムの契約は自動的に継続する仕組みです。
特典を最大化する端末返却のベストタイミング
「スマホトクするプログラム」は、購入から13ヶ月目から25ヶ月目までの間に端末をauに返却することで、最終回の支払いが全額免除されます。このメリットを最大限に活用しましょう。
もし25ヶ月目以降も使い続ける場合は、最終回の支払額がさらに24回に再分割されます。その場合でも、期間内に返却すれば、その時点での残債支払いは免除されます。
乗り換え後の注意点|手続き窓口はauのまま
乗り換え後は、サービスの窓口が分かれることを理解しておく必要があります。私が注意してほしいと思うのは、この点です。
- UQモバイルが担当する領域
- 月々の料金プランや通信サービスに関する問い合わせ
- auが担当する領域
- 分割払いの残債確認
- スマホトクするプログラムの特典申請・端末返却手続き
プログラムの端末を返却する際、UQスポット(UQモバイルの店舗)に持ち込んでも手続きはできません。必ずau Style/auショップ、またはMy auから郵送返却キットを申し込む必要があります。
auからUQモバイルへの乗り換え|簡単すぎる手続きと費用
auからUQモバイルへの乗り換えは、他の携帯会社への乗り換え(MNP)と比べて、手続きが劇的に簡素化されています。
驚くほど簡単!「番号移行」のメリット
同じKDDIグループ内の移動であるため、一般的な「MNP」ではなく、「番号移行」という社内手続きとして扱われます。これには大きなメリットがあります。
MNP予約番号は不要
通常、他社へ乗り換える際には10桁の「MNP予約番号」を取得する必要がありますが、auからUQモバイルへの乗り換えではこれが一切不要です。面倒な手続きが一つ減るため、非常にスムーズです。
本人確認書類も原則不要
オンラインで申し込む際、au IDでログインするだけで契約者情報が自動で連携されます。運転免許証などの本人確認書類を撮影してアップロードする手間が省けます。
オンラインでの乗り換え手順
オンラインショップを利用すれば、自宅で全ての手続きが完了します。
- 準備|「au ID」とパスワードを手元に用意します。
- UQモバイルオンラインショップへアクセス|申し込み手続きを開始します。
- 契約方法の選択|必ず「au/povo1.0から乗りかえ」を選びます。
- au IDでログイン|画面の指示に従いログインし、情報を連携させます。
- プラン選択|希望する料金プランや通話オプションを選びます。
- 申し込み完了|SIMカードまたはeSIMの案内が届くのを待ちます。
SIMカードが届いたら、回線切り替え手続き(Webで数分)を行い、SIMを挿入すれば完了です。
乗り換えにかかる費用は実質ゼロ
auからUQモバイルへの乗り換え(番号移行)にかかる各種手数料は、すべて無料です。
| 手数料の種類 | 金額 |
| auの契約解除料 | 無料 |
| 番号移行手数料(MNP転出手数料) | 無料 |
| UQモバイルの契約事務手数料(3,850円) | 無料 |
ただし、乗り換えと同時にUQモバイルで新しいスマートフォンを購入する場合のみ、「機種変更手数料」として3,850円(税込)がかかります。SIMのみの契約であれば、初期費用は一切かかりません。
デメリット|高額キャッシュバックは対象外
UQモバイルは、他社からの乗り換えユーザー向けに高額なキャッシュバックキャンペーンを実施していることがあります。残念ながら、auからの乗り換えはこれらのキャンペーンの対象外となるケースがほとんどです。
これは、auとUQモバイルが同じグループ内のサービスであるためです。しかし、手数料が全て無料であることと、月額料金が大幅に安くなるという本質的なメリットを考えれば、デメリットとは言えないでしょう。
乗り換え前に確認必須!au関連サービスはどうなる?
auで利用していた各種サービスが、乗り換え後にどうなるのかを事前に確認しておきましょう。
auのキャリアメール(@au.com)を使っている場合
標準状態では、auを解約するとauのキャリアメールアドレス(@au.com / @ezweb.ne.jp)は使えなくなります。
もしメールアドレスを引き続き利用したい場合は、「auメール持ち運び」サービスに申し込む必要があります。
- auメール持ち運びサービス
- 利用料金|月額330円(税込)
- 申込期限|auの解約後、31日以内
この期限を過ぎると二度と申し込めません。必要な方は、乗り換え後すぐに手続きをしましょう。不要な方は、Gmailなどのフリーメールへ移行する準備を進めてください。
割引サービス(スマートバリュー・家族割)の扱い
auの割引サービスは自動的に解除され、UQモバイルの割引サービスへ自動で引き継がれることはありません。
- auスマートバリューau解約と同時に解除されます。UQモバイルには同様の「自宅セット割」があります。auひかりなどを継続利用する場合、割引を受けるためには、UQモバイル乗り換え後に別途「自宅セット割」への申し込みが必要です。
- 家族割プラス乗り換えた回線はauの家族割グループから外れます。auに残る家族の割引額が変動する場合がありますので、事前に伝えておくと親切です。
継続されるサービス|au IDとPontaポイント
乗り換え後も安全に引き継がれるものもあります。
- au IDau IDは失効しません。UQモバイルの契約管理や、auに残った端末代金の確認、プログラムの利用に引き続き必要となります。
- Pontaポイントau IDに紐づいて貯めたPontaポイントは、一切失われません。自動的に引き継がれ、これまで通り使えます。
まとめ|auからUQモバイルへの乗り換えは「残債あり」が最も合理的
auからUQモバイルへの乗り換えは、機種代金の残債が残っていても全く問題ありません。むしろ、私が考える最も賢いタイミングは、端末代金の支払いが残っている「スマホトクするプログラム」の利用中です。
残債の支払いはauで継続し、プログラムの特典も維持されます。手続きはMNP予約番号不要で非常に簡単、かつ手数料も無料です。高額なキャッシュバックこそ対象外ですが、それ以上に毎月の通信費が大幅に安くなるメリットは計り知れません。
この記事で、機種代金の残債に関するあなたの不安は全て解消されたはずです。固定費を賢く見直し、快適なモバイルライフを手に入れましょう。


