韓国旅行の計画、進んでいますか？グルメ、ショッピング、観光と、やりたいことがたくさんありますよね。私が韓国へ行く際に絶対に欠かさないのが、現地の電話番号が使えるeSIMです。これがあるだけで、旅の快適さが劇的に変わります。
特に、SNSで話題の人気店に行きたいなら電話番号は必須アイテムです。なぜなら、多くのお店が店頭の機械に電話番号を入力して順番待ちをする「ウェイティングシステム」を導入しているからです。データ通信だけのSIMでは、ただ行列を眺めることしかできません。
この記事では、私が実際に使って本当に良かった電話番号付きeSIMと、その活用法を徹底的に解説します。
韓国旅行に電話番号付きeSIMが必須な理由
韓国旅行を最大限に楽しむためには、ただインターネットに繋がるだけでは不十分です。現地の電話番号を持つことで、初めて体験できるサービスがたくさんあります。
人気店の順番待ちは電話番号がないと始まらない
私が韓国で電話番号の重要性を痛感したのは、人気ベーカリー「London Bagel Museum」での出来事です。長い行列の先にはデジタルのウェイティングシステムがあり、韓国の電話番号を入力して順番を確保する仕組みでした。データ通信専用のeSIMしか持っていなかったら、私はただ呆然と行列を眺めることしかできなかったでしょう。
このように、韓国の人気飲食店やカフェでは、電話番号を入力してSMSで呼び出し通知を受け取るシステムが主流です。電話番号がなければ、そもそも順番待ちの列にすら並べないのです。
「010」から始まる番号が持つアドバンテージ
韓国のeSIMを選ぶ上で、付与される電話番号の種類は非常に重要です。韓国で一般的に使われている携帯電話番号は「010」から始まります。多くの店舗の予約システムやアプリの本人認証では、この「010」で始まる番号が前提となっています。
一部のeSIMでは「012」など特殊な番号が付与されることがありますが、これでは現地のサービスを十分に活用できない場合があります。確実にサービスを利用するためには、「010」から始まる電話番号が付与されるeSIMを選ぶことが、旅をスムーズに進める鍵となります。
データ通信だけじゃない｜eSIMの3つの機能レベル
電話番号付きeSIMと一言で言っても、機能には3つのレベルがあります。自分の旅行スタイルに合ったものを選びましょう。
| 機能レベル | 内容 | メリット | デメリット |
| レベル1｜データ専用 | インターネット通信のみ。通話・SMSは不可。 | 安価でシンプル。 | 電話番号が必要なサービスは利用不可。 |
| レベル2｜電話・SMS受信専用 | 電話番号が付与され、着信とSMS受信が可能。 | ウェイティング登録など観光目的の用途をほぼカバー。 | 発信はできない。 |
| レベル3｜電話・SMS送受信 | 電話の発着信、SMSの送受信がすべて可能。 | 現地での連絡手段として完璧。 | 本人確認や料金チャージの手間と追加費用がかかる。 |
私自身の経験から言えることは、ほとんどの観光客にとっては「レベル2｜電話・SMS受信専用」で十分だということです。発信はLINEなどのアプリ通話で代替できるため、コストと利便性のバランスが最も優れています。
【徹底比較】韓国旅行におすすめの電話番号付きeSIM
ここでは、私が実際にリサーチし、使用した経験から、本当におすすめできる電話番号付きeSIMを紹介します。プロバイダー選びで失敗したくない人は必見です。
主要eSIMプロバイダー比較表
まずは、主要な選択肢を一目で比較できる表を用意しました。自身の旅のスタイルに合うeSIMを見つけるための参考にしてください。
| プロバイダー | 主要通信キャリア | 電話番号機能 | データ容量 | 料金例(5日間) | 日本語サポート |
| KONEST | SK Telecom | 010 受信専用 | 完全無制限 | 2,479円 | LINE |
| KKday (SKTプラン) | SK Telecom | 010 送受信 | 完全無制限 | 約1,333円～ | プラットフォーム |
| KLP SIM | SK Telecom | 受信専用 | 完全無制限 | 2,490円 | LINE |
| World eSIM (VISION) | KT | プランによる | 1日3GB超過後速度制限 | 3,478円 | 電話・メール・LINE |
| VOYAGEESIM | KT | 受信専用 | 1日3GB超過後速度制限 | 2,750円 | チャット |
※料金は2025年7月時点の調査に基づく参考価格です。
私のイチオシ｜KONEST (コネスト)
数あるeSIMの中で、私が最も信頼し、友人にも自信を持っておすすめしているのがKONESTのeSIMです。その理由は、旅行者が求める要素をすべて高いレベルで満たしているからです。
最高の通信品質と完全無制限データ
KONESTは韓国最大手の通信キャリア「SK Telecom (SKT)」の回線を利用します。SKTの強みは、通信品質が非常に高いことに加え、データ通信が「完全無制限」である点です。他社にありがちな「1日3GB使うと速度が落ちる」といった制限が一切ありません。動画視聴やテザリングを気兼ねなく使えるのは、大きなアドバンテージです。
理想的な電話番号機能と手厚いサポート
KONESTでは、ウェイティングシステムに最適な「010」で始まる受信専用の電話番号が付与されます。これだけで観光の利便性は格段に向上します。何より心強いのが、日本語でのLINEサポートです。設定で困った時や現地でトラブルがあった際に、使い慣れたLINEですぐに相談できる安心感は計り知れません。
安さと特典で選ぶなら｜KKday (SK Telecomプラン)
KKdayは、旅行アクティビティ予約サイトですが、非常に優秀なeSIMも販売しています。特にSK Telecom回線のプランは注目です。
競争力のある価格とプロモーション
KKdayの魅力は、何と言っても価格の安さです。頻繁にセールやプロモーションを行っており、タイミングが合えば非常にお得に購入できます。交通系ICカードの「T-moneyカード」が無料でもらえるなど、独自の特典が付くこともあります。
送受信に対応した柔軟性
KKdayのSKTプランは、パスポートでの本人確認と料金チャージを行えば、電話の送受信がどちらもできるようになります。現地で電話をかける必要があるビジネスユーザーや、万全を期したい人には最適な選択肢です。
通信品質を最優先するなら｜KLP SIM
KLP SIMは、とにかく通信の質とデータ容量を重視するパワーユーザー向けの選択肢です。「SKテレコム正規品」を謳っており、その品質には絶対の自信を持っています。
ポチップ
シンプルでパワフルなプラン
KLP SIMは、SKTの「完全無制限」データと受信専用電話番号という、シンプルかつ強力なプランを提供しています。発信機能の複雑な手続きを省き、最高のデータ通信環境を手に入れたいという、ニーズが明確なユーザーに強く支持されています。
安心の日本語LINEサポート
KONESTと同様に、日本語でのLINEサポートを提供している点も大きな強みです。購入から設定までスムーズに進められるため、安心して利用を開始できます。
速度制限に注意｜LG U+・KT回線を利用するeSIM
World eSIMやVOYAGEESIM
など、LG U+やKTの回線を利用したeSIMも存在します。これらはSKT系のプランより若干安い場合がありますが、注意点があります。
それは、ほとんどのプランで「1日の高速データ使用量に上限（例｜3GB）が設けられている」ことです。上限を超えると通信速度が5Mbps程度に制限されます。地図アプリやメッセージのやり取りには十分ですが、高画質の動画視聴やテザリングを多用する人にとっては、ストレスを感じるかもしれません。価格差と利便性を天秤にかけ、自身のデータ使用量を考慮して選ぶ必要があります。
【初心者でも安心】eSIMの購入から設定までの完全ガイド
eSIMは非常に便利ですが、設定に不安を感じる人もいるでしょう。ここでは、私が実際に行っている手順を、初心者にも分かりやすく解説します。
STEP1｜日本での事前準備
eSIMの準備は、必ず日本国内にいるうちに行います。安定したWi-Fi環境がある場所で作業しましょう。
スマートフォンの対応確認
お使いのスマートフォンがeSIMに対応しているかを確認します。電話アプリで「*#06#」とダイヤルし、画面に「EID」という文字列が表示されれば対応しています。
SIMロックの解除確認
キャリアで購入した端末は、SIMロックがかかっている場合があります。利用するeSIMは海外の通信事業者のものなので、必ずSIMロックが解除されている「SIMフリー」の状態にしておく必要があります。
eSIMの購入とインストール
旅行の1〜2日前にオンラインでeSIMを購入し、メールで送られてくるQRコードをスキャンしてインストールします。
- iPhoneの場合｜「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」
- Androidの場合｜「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」の横の「＋」アイコン
この時点ではまだ有効化せず、eSIMに「韓国旅行用」など分かりやすい名前を付けておくだけで大丈夫です。
STEP2｜韓国到着後の設定方法
韓国の空港に着陸したら、以下の手順でeSIMを有効化します。この順番を守ることが、スムーズに接続するための最大のコツです。
- 日本のSIMをオフ｜「設定」の「モバイル通信」から、普段使っている日本のSIMカード（主回線）をオフにします。これで高額な国際ローミングを防げます。
- 韓国eSIMをオン｜日本でインストールした韓国旅行用のeSIM（副回線）をオンにします。
- モバイルデータを切り替え｜モバイルデータ通信で使う回線を、韓国旅行用のeSIMに指定します。
- データローミングをオン｜韓国旅行用のeSIMの設定画面で、「データローミング」を必ずオンにします。これを忘れると通信できません。
この設定後、機内モードを解除すれば、数分で現地の電波を掴みます。もし繋がらない場合は、スマートフォンを一度再起動すると、ほとんどの場合で解決します。
STEP3｜帰国後の手続き
日本に帰国したら、韓国で行った設定を元に戻します。
韓国旅行用のeSIMをオフにし、日本のSIMをオンに戻します。使用済みの旅行用eSIMはもう使えないので、設定から削除してしまいましょう。これでスマートフォンの設定もスッキリします。
まとめ｜快適な韓国旅行はeSIM選びから
この記事では、韓国旅行における電話番号付きeSIMの重要性と、具体的な選び方・使い方を解説しました。
単なるデータ通信だけでなく、人気店の順番待ちや各種予約をスムーズに行うために、「010」から始まる電話番号は今や必須アイテムです。
数あるeSIMの中でも、私が最もおすすめするのはKONESTのeSIMです。高品質なSKT回線の「完全無制限」データ、信頼性の高い「010」電話番号、そして安心の日本語LINEサポートと、旅行者に必要なものがすべて揃っています。
あなたもこの記事を参考に最適なeSIMを選んで、これまでにないほど快適でスマートな韓国旅行を実現してください。