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中古SIMフリー『iPhone』購入前の注意点|知らないと損するポイント9選

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中古のSIMフリーiPhoneは、最新モデルに近い性能の端末を安く手に入れられる非常に魅力的な選択肢です。しかし、購入前に知っておくべき注意点がいくつかあり、これを知らないと「安物買いの銭失い」になりかねません。

私が中古iPhoneを選ぶ際には、価格だけでなく長期的に安心して使えるかどうかを重視しています。この記事では、私が実践している中古SIMフリーiPhoneの購入で失敗しないための9つのチェックポイントを、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。

タップできる目次

購入前に絶対確認すべき2つのロック|赤ロムとアクティベーションロック

中古iPhoneの購入で最も致命的な失敗は、購入したのに使えないことです。そうした事態を避けるために、何よりも先に「赤ロム」と「アクティベーションロック」という2つのロックについて確認しなければなりません。

赤ロム|ネットワーク利用制限でiPhoneが使えなくなる罠

赤ロムとは、前の所有者が端末代金の分割払いを滞納したり、不正な契約で入手したりした端末に対して、キャリアが通信機能を停止させる措置です。この状態になると、SIMカードを挿しても通話やデータ通信が一切できなくなります。

ネットワーク利用制限の状態は、端末固有の製造番号(IMEI)を使って、各キャリアの公式サイトで確認できます。ステータスは記号で表示され、特に「△」の状態には注意が必要です。

記号呼称意味
マル端末代金の支払いが完了している状態です。
サンカク端末代金の分割払いが継続中の状態です。
×バツ端末代金未払いなどで利用制限がかかっている状態(赤ロム)です。
ハイフンキャリアにIMEIが登録されていない状態です。

フリマアプリなどで個人から購入する場合は、必ずIMEI番号を聞いて事前に自分で確認することが鉄則です。

アクティベーションロック|文鎮化を防ぐ最終防衛ライン

アクティベーションロックは、盗難・紛失時に第三者の不正利用を防ぐためのAppleの強力なセキュリティ機能です。このロックがかかっていると、初期設定画面から先に進めず、iPhoneが全く使えない「文鎮」状態になってしまいます。

これは「iPhoneを探す」機能と連動しており、前の所有者のApple IDとパスワードでサインアウトしてもらわない限り解除できません。赤ロムがキャリア側の制限であるのに対し、こちらはApple側の制限であり、全くの別問題です。

購入前に必ずアクティベーションロックが解除されているかを確認しましょう。対面で購入する場合は、目の前で初期化してもらい、「こんにちは」画面が表示されるのを確認するのが最も確実です。

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デバイスの寿命を見極める2つの要素|バッテリーとOSサポート

次に重要なのが、そのiPhoneをあと何年快適に使えるかという「寿命」の見極めです。これには「バッテリーの状態」と「OS・修理サポート期間」が大きく関わってきます。

バッテリーの最大容量|80%以上が絶対条件

iPhoneのバッテリーは消耗品であり、使っていくうちに必ず劣化します。バッテリーの劣化具合を示す指標が「最大容量」で、「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態と充電」から確認できます。

私が中古iPhoneを選ぶ際の絶対的な基準は、この最大容量が80%以上であることです。Appleも80%を下回ると著しく劣化していると見なしており、バッテリーの持ちが悪くなるだけでなく、iPhoneの処理性能が意図的に低下させられることがあります。信頼できる中古販売店の多くは、80%以上のバッテリー容量を保証しています。

OS・修理サポート期間|いつまで安心して使えるか

iPhoneの魅力は、長期間にわたるOSアップデートが提供される点です。しかし、古いモデルはいずれ最新OSのサポート対象から外れます。最新OSのサポートが終了すると、セキュリティリスクが高まるだけでなく、LINEなどの必須アプリが使えなくなる可能性があります。

例えば、iPhone XやiPhone 8は2023年にリリースされたiOS 17のサポート対象外となりました。これらのモデルは価格が非常に安いですが、長期的な利用を考えると賢明な選択とは言えません。

以下の表を参考に、購入を検討しているモデルがいつまで安心して使えるのかを判断しましょう。

モデル名発売年最新OSサポート状況(2025年時点予測)
iPhone 11シリーズ2019年iOS 17対応(2026年頃までサポート継続の見込み)
iPhone SE (第2世代)2020年iOS 17対応(2027年頃までサポート継続の見込み)
iPhone XR/XS2018年iOS 17対応(2025年頃にサポート終了の可能性)
iPhone X/82017年iOS 16でサポート終了

バッテリーは交換できますが、古くなったOSはアップデートできません。長期的なコストパフォーマンスを考えるなら、OSサポート期間が長く残っているモデルを選ぶことが重要です。

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失敗しないための具体的なチェックポイント5選|外観から機能まで

オンラインでの情報確認を終え、いよいよ実物を手にする段階です。ここでは、細かな部分まで見逃さないための具体的なチェックポイントを5つ紹介します。

外観の徹底チェック|傷や歪み、水没の痕跡

本体の状態は、そのiPhoneがどのように扱われてきたかを示す重要な手がかりです。

  • スクリーン|単なる傷だけでなく、画面に白い背景などを表示させて、色ムラやドット抜け、焼き付きがないか確認します。
  • 筐体(フレーム)|平らな机に置いて、本体に歪みや曲がりがないかを見ます。角の大きなへこみは、内部にダメージが及んでいる可能性があります。
  • 隙間|スクリーンとフレームの間に隙間がある場合、粗悪な修理の痕跡か、バッテリーが膨張している危険なサインかもしれません。
  • 水没|SIMトレイを抜き、内部にある液体浸入インジケータ(LCI)を確認します。通常は白か銀色ですが、水に濡れると赤く変色します。

機能テスト|正常に動作するかを隅々まで確認

外観に問題がなくても、機能が正常に動かなければ意味がありません。以下の項目を一つずつ丁寧にテストしましょう。

  • 各種ボタン|電源、音量、マナースイッチが、しっかりとしたクリック感で反応するか。
  • タッチスクリーン|画面の隅々までアイコンをドラッグして、反応しない場所がないか確認します。
  • カメラ|前面・背面カメラを起動し、ピントが正常に合い、撮影した写真に黒い点や曇りがないかを見ます。
  • オーディオ|スピーカーから音が出るか、通話時に相手の声が聞こえるか、マイクが音を拾うかをテストします。
  • 接続性|Wi-Fi、Bluetooth、そしてSIMカードを挿してモバイルデータ通信や通話ができるかを確認します。
  • 生体認証|Face IDまたはTouch IDが問題なく設定・使用できるかを確認します。

純正部品の確認|非純正パーツのリスクを回避

iOS 15.2以降のiPhoneでは、「設定」>「一般」>「情報」の中に、部品の交換履歴が表示されます。ここでバッテリーやディスプレイが交換されているか、そしてそれが「Apple純正部品」か「不明な部品」かを確認できます。

「不明な部品」と表示されている場合、それは非純正パーツが使われている証拠です。非純正のディスプレイは色合いがおかしかったり、バッテリーの最大容量が表示されなくなったりするなど、様々な不具合の原因となります。

モデル特有の不具合|事前に知っておくべき弱点

特定のiPhoneモデルには、広く知られている特有の不具合が存在します。これらを事前に知っておくことで、将来のトラブルを避けられます。

  • iPhone 11シリーズ|タッチパネルが反応しなくなる、または誤作動する「ゴーストタッチ」の報告が比較的多くあります。
  • iPhone SE (第2世代)|突然モバイルデータ通信ができなくなる「圏外病」と呼ばれる不具合が、特定のSIMカードとの組み合わせで報告されています。

これらの問題は、購入時点では症状が出ていなくても、後から発生する可能性があります。

Appleの修理プログラム|無料で修理できる可能性

Appleは、特定のモデルに製造上の欠陥が見つかった場合、無償で修理を行う「リペアサービスプログラム」を提供することがあります。購入したいモデルがこのプログラムの対象になっていないか、Appleの公式サイトで確認してみましょう。

例えば、「iPhone 12/12 Pro」には、通話時に音が出なくなる問題に対する修理プログラムが存在します。もし購入した端末が対象であれば、保証期間外でも無料で修理を受けられるため、大きなメリットになります。

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まとめ

中古のSIMフリーiPhoneは、賢く選べば非常にお得な買い物です。しかし、その裏には様々なリスクが潜んでいます。今回紹介した9つのポイントを一つずつ確実にチェックすることで、失敗のリスクを大幅に減らし、満足のいく一台を見つけられます。

  • 致命的なロックの確認|赤ロム(ネットワーク利用制限)とアクティベーションロックは絶対NG。
  • 寿命の確認|バッテリー最大容量は80%以上、OSサポート期間が長く残っているモデルを選ぶ。
  • 実機の徹底チェック|外観、全機能、部品の純正性、モデル特有の問題、修理プログラムの有無を確認する。

これらのポイントを押さえて、あなたにぴったりのiPhoneを見つけてください。情報収集を怠らず、慎重に選ぶことが、中古iPhone購入を成功させる最大の鍵です。

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